【産地レポート2023】ホンジュラス2日目
ホンジュラス2日目。
この日もカッピングからスタートし、購入させてもらうロットも含めたくさんのコーヒーを試しました。
午後からはダニーさんが待つエル・タンケ農園へ。
子どもから大人まで、一族みんなでコーヒーを生産していて、この地域の中心的な家族でもあります。この日もダニーさんの息子さんがお手伝いで乾燥中のコーヒー豆の選別をしていました。
この地域に日本から人が訪ねてくること自体とても珍しく、昨年から続けて訪問したとこで覚えてくださっているようでした。
農園内に自生しているブラックベリーを食べながら農園を散策し、一番奥にある貯水タンクを目指しました。
農園のすぐそばに豊富な水源があり、それをタンクに貯めてコミュニティ全体に送り届けています。水組合のようなものを作っていて、みんなで豊かな水環境を守っているそうです。
農園名の由来ともなった貯水タンクを見学したあとはダニーさんの自宅にお招きいただいてコーヒーをご馳走になりました。
深煎りのネルドリップに砂糖をたっぷり入れた中南米では伝統的な淹れ方は、換金作物であるコーヒーを高品質のものから出荷し、余ったものを国内で美味しく飲むために浸透しました。
歴史深い美味しさを感じるコーヒーをいただいたお礼に、家族写真を撮らせていただきました。
先代もその前も、子どもたちもその次世代も、ずっとこの土地でコーヒー農家としての歴史を受け継いでいくモレノ一家。
この土地を知り尽くした彼らだからこそ作れる圧倒的な美味しさは、今年のコーヒーにも見事に反映されていました。
今年も良いものを譲っていただくことができたので楽しみにお待ちください。