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3周年を迎えて。


先週の土曜日、無事に3周年のパーティーを終え、8月8日にひっそりと満3年を迎えました。

パーティーには今までで一番多くの方にお越しいただき、また、たくさんのお祝いまでいただきました。
出店してくださった方々にも大いに盛り上げていただいて、手前味噌ですがとてもいい時間を過ごすことができました。
この場を借りて、心からお礼申し上げます。

カリオモンズをオープンしてから3年が経ちました。
小さな車ではじめた移動カフェも、次の年には簡易店舗ができ、また次の年にはコーヒー豆の産地に直接買い付けに行き始めました。
今年に入ってから、オープン以来苦楽を共にしてきたカリオモンズ号が次のオーナーの元へと旅立っていき、リニューアルを経て固定の店舗としてのひとつの完成系となりました。

言葉にするとあっという間の出来事ですが、、、、実際あっという間でしたね(笑

最初の方はこれで食べていけるんやろかと心配したこともあったし、周りにも相当心配かけてたと思います。

たくさんあった悩みがひとつずつ消えていって、またひとつずつ楽しさや希望や夢が膨らんでいっての今になりました。

産地に行き始めてコーヒー生産の現場を見てからは、明らかに自分の中でコーヒーに対する考えが変わったし、自分にしか出来ないスタイルが見え出したのもその頃からです。

ワインや肉や魚に限りない上限の世界があるように、コーヒーだって食品としての限りない上限の世界があります。

コーヒーなんて食事に付いてくるオマケみたいなもの、というおかしな常識がまかり通った今の社会で、いかに食品としてのコーヒーを広めていくか。
そのひとつになるのが「作り手の顔や手や想いを伝える」ことだと感じました。

コーヒーにも、必死に栽培して、生きるために収穫して、美味しいものを作りたい一心で向き合う生産者がいます。

彼らの生活はお世辞にも良いものではないし、消費国のわがままが皺寄せとなって押し寄せた結果でもあります。

作ってくれた人や環境に感謝し、自然からの恵みをいただく行為こそが「食」。

コーヒーを飲むみなさんにもその感覚で向き合って欲しいと願っています。僕らも向き合いたいと思っています。
僕らのやることはシンプルで、素晴らしい風味特性を持つコーヒーを紹介しながら、それを飲んだときの口に広がる感動的な体験を通して生産の現場を伝えていくだけです。

これからも僕らがやるべきことをやりながら、これまでと変わらないスタンスで生産者やお客様と向き合っていきたいと思っています。

長くなりましたが、いつも応援ありがとうございます。
これからもカリオモンズをどうぞよろしくお願いいたします。

店主 いとう

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