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【菓子hibi】 4月の販売は19日から22日 発送は4月27日ごろを予定しています

エル・ネグリートとラ・ピコナ

カリオモンズでもお馴染みのサラティエルさんのエル・ネグリート農園はサンホセ農園のすぐ向かいにあります。

農園を訪問するとすぐサラティエルさんが出迎えてくれました。

かなり似合うナイスなハットを被ってご機嫌な様子のサラティエルさん。


彼の自宅で今年の収穫量や品質の話、サビ病や天候不順に関する話を聞きました。

やはり彼の農園でも影響が出ていて、特に天候不順に関しての収穫量の低下がとても大きな影響を及ぼしているようでした。

基本的にコーヒー豆はニューヨークの先物市場価格を基準に取り引きされますが、この価格は生産者たちの生活という面ではまず成り立たない低い基準で価格が設けられています。

そこに昨今のサビ病や天候不順による収穫量の低下が起きるとますます生産者たちの生活は苦しいものとなり、コーヒー生産に対しても集中して取り組むことができません。

生活が成り立たないような状態で病気の対策などが当然できるわけもなく、多くの生産者たちは痛んでいくコーヒーの木を見守ることしかできません。


僕たちのように毎年継続的に産地に通い市場価格を全く参考にしない直接的な取り引きをしてもらえるととても助かるという話を今回の買い付け出張ではよく聞きます。

美味しいことはまず当然のことで、こうやって人と人とのやり取りを継続的に行っていることに関して生産者たちも同じように感じてくれていることがとても嬉しく思いまいした。

今回はエル・ネグリート農園とは別に、サラティエルさんの奥さんの農園、ラ・ピコナ農園へ連れて行ってもらいました。

この農園はホンジュラスとの国境に接していて、農園のすぐ下には入出国のゲートがあります。

初めて訪問した農園でしたが、この農園は特にサビ病の影響を受けていたように感じました。

葉を落としてしまった木も多く、農園全体として少し弱っているような印象を受けました。

このように葉の裏がサビたように菌が繁殖し、この粉状の菌が風で舞ったり労働者の衣服に付着したりしながらどんどん感染していきます。


薬の散布などで部分的に治してもまたどこからか菌がやってきて感染する、ずっとこの繰り返しで今年は特にその影響が強く出ています。

カリオモンズでコーヒー豆をご購入していただいているお客さまには本当に生産者共々感謝しています。

こうやって顔の見えるお付き合いを継続し、何か問題が生じたらみんなで解決していく。

美味しいコーヒーのためにひとつになれることって凄く素敵なことだと思います。

これからも生産者たちの情熱、そしてカリオモンズの活動を美味しいコーヒーを楽しむ形で応援していただけたらと思います。

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