コーヒーとお茶
近頃お茶に少しだけ興味が湧いていたので、先日お茶の秋月園さんで開催されたサイエンスカフェ「お茶のおいしさ、カラダにいいお茶を科学する」に参加してきました。
長崎県茶業研究室の宮田裕次氏、大阪大学准教授の中村征樹氏、そして秋月園社長の秋月徹雄氏によるトークイベント。
お茶が誕生するまでのプロセスを科学的な視点から捉え、どういうお茶が本当に美味しいのかを理解する内容でした。
お茶の木の品種、栽培、収穫のタイミングや天候の影響、収穫後に蒸して火入れするまでの各過程が味に及ぼす影響度、そしてお茶の成分から見る私たちへの影響。
科学的な側面から説明される美味しいお茶の定義や生産者の視点から捉えたお茶の話。
聞けば聞くほど自分が産地で見てきたコーヒーのことのように感じ、とくに収穫後から一杯のお茶になるまでのプロセスに関してはほぼ同じではないかと思えるくらい共通項が多かった。
やはりコーヒーもお茶も嗜好品であり生鮮食品。そしてあくまで嗜好品。
食品としての繊細さ、嗜好品としての領域の広さ懐の深さ。
ますますお茶に興味が湧いた時間になりました。
せっかくお茶の産地のど真ん中に住んでいる僕らです。
なにかおもしろいことができないのでしょうか。
なにかこう、漠然とですが大きな波が生まれそうな気がするのです。
コーヒー屋の僕が言うのもなんですが、お茶、飲みましょう!そして楽しみましょう!