生豆の脱気保存を始めました
今日は日中晴れていましたが、夕方頃から少し崩れましたね。
畳を干そうと思っていたのを止めておいて正解でした。
せっかくの休みなのでゆっくりしようとも思いましたが、ついつい工房に足が向いてしまいます。
今日は先日届いたケニアのテグの生豆を脱気して保存する作業をやりました。
↑これは工房に到着した時の写真です。
麻袋は見た目は雰囲気があっていいのですが、コーヒー豆にとっては周りの環境にとても左右されあまりいい環境とは言えません。
ましてや気候の変動が激しい海の上を約一カ月かけてやってくるので日本に到着した時にはすでにベストの状態ではありません。
それに追い打ちをかけるように、日本の高温多湿の気候はあっという間にコーヒー豆からオイルや水分を奪ってしまいます。
温度や湿度の変動でコーヒー豆の呼吸するペースが速くなると劣化の進行も速くなります。
こうなるとどんなに質のいい豆でも美味しくいただくことができません。
なのでカリオモンズでは到着したらすぐに10kgの小分けにして脱気作業を行い、劣化の進行を防ぐようにしています。
↑これが脱気した状態です。
この状態で保存することで、外気の影響を受けにくく、また豆の呼吸もとても遅くなるので劣化の進行を最小限にとどめることができます。
COEなどのコンテスト入賞ロットが一昨年から全て真空パックになったのもこのためです。
最近は農園で真空パックにしてから輸出する所も増えてきていますが、設備資金の関係上、まだまだ麻袋での輸出が主となっています。
せめて工房に到着した後は長く美味しい味を保てるようにとこの作業を行っています。
ホンジュラスのミラバジェが今週いっぱいで完売となりそうです。
完売しだい、久しぶりに市場に出回るようになったエチオピア・モカのリムの販売を開始します。
知り合いの要望で仕入れたので最初は一般販売はしない方向でしたが、思ったよりもカップクオリティが高く、エチオピアのモカにしては優しい印象が気にいったので販売を決めました。
楽しみにしててくださいね~!