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【 菓子hibi 】 10月の販売は11日から14日 発送は10月19日ごろを予定しています

農園訪問が始まりました。

無事にニカラグアに着きました。
日本は一番寒い時期ですが、こちらは日中は汗ばむくらいの気持ちのよい陽気です。

初日となった今日はエル・ポルベニール農園のセルジオさんがホテルまで迎えに来てくれ、そのまま彼の経営する乾燥場と処理場の見学をさせていただきました。

セルジオジュニアも4歳!ますますお父さんにそっくりになってきましたね。
今日はずっと一緒に農園巡りをしてくれました。

毎年さまざまな方法を試しては次の年に活かす彼ですが、今年も昨年から少し方法が変化していました。
非常に専門的な内容なので突っ込んではここでは紹介しませんが、コーヒーの実からコーヒー豆を取り出す生産処理行程で、タイプの異なる発酵方法を2種類行うというどこでも見たことのない方法を使って処理を行っていました。

彼曰く、以前のものに比べて酸味の輪郭がはっきりし、結果甘さやマウスフィールとのバランスもとれるようになるということ。
収穫のタイミングも今年から変えているそうで、これまで数えきれないほどの実験を繰り返してきたセルジオさんだからこそ、ひとつの結果が出せたといった印象でした。

その後、果肉をはがす処理を行う工場(ウェットミル)へと移動し、さきほどまで乾燥場(ドライミル)で干してあったコーヒーチェリーを機械で果肉を除去する行程を見学。
熟度の高いコーヒーチェリーはあまり力を加えなくても果肉が剥けることを利用して、本当に熟度の高いコーヒーを選別していきます。



このモンスターみたいな機械で分けられるグレードは実に5種類!
そのうちトップレベルのものだけを僕たちは購入しているわけですが、この一つ下のランクでも充分スペシャルティコーヒーとして通用するレベルですので、彼がいかに高いレベルを求めているかが感じられます。
もちろん僕らも上があればそれを手に入れたいですし、最終的に消費者のみなさんに楽しんでいただくわけですので、中途半端に基準をクリアしたものではなく圧倒的な美味しさを持つコーヒーを購入し提供してくことがコーヒー農家にもお客さまにもお互いに良い作用をもたらすと思っています。
実際にこうやってニカラグアに来るのは今年で4年目ですが、毎年高い品質を維持しなおかつ更なる高みを目指す彼らと僕らが継続的に取引ができるのも生産者とお客さまのニーズがしっかりと合致し、良い循環を生み出している証拠にもなるわけです。

この後そのまま寝かせることで2度目の発酵を行い、もう一度乾燥場へ運んで本格的な乾燥行程へと進みます。

明日はもう一度このウェットミルへ行き、一晩経ったコーヒー豆がどのように変化しているのかを確認する予定です。

今年の買い付け渡航も初日から収穫がたくさん!
良い旅になりそうです。

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