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【菓子hibi】 今月の販売は終了しました 5月の販売は17日から20日です

セルジオさんのエル・ポルベニール

今年は例年に比べると比較的スケジュールに余裕のある渡航となりましたので、今日は朝からゆっくりセルジオさんとエル・ポルベニール農園を歩きました。

毎年同じことを言うようですが、農園の木々のコンディションは抜群!
近隣の農園ではサビ病の影響が強く出ていますが、セルジオさんの農園だけは分厚く青々とした葉が力強く風に揺れています。

農園を案内してもらいながら現在の現在の取り組みや今後の展望などについての説明をしていただきました。
葉の様子からわかる土壌の栄養バランスや木々のコンディション、収穫のタイミングについての新しい発見など、毎年どんどん新しい情報を得ているセルジオさん。
それもそれぞれの栄養バランスの特徴を変えたポットで苗木を育て、葉の状態、根の張りかた、重さを記録することによって導きだすなど、全て彼の体験の中で立証されたことばかり。
いかに彼が高品質のコーヒーを求め、全てにおいて情熱的に取り組んでいるかを体感させられました。
同時に普段の自分がセルジオさんのようにモチベーション高く取り組めているかを振り返る良い時間になりました。

生産者たちがこんなに熱く行動しているのですから、それをお客さまへとつなぐ私たちもそれ以上に情熱を持って取り組まないと、生産者にもお客さまにもとても失礼にあたります。
今回はカリオモンズからは僕一人の訪問ですので、帰国してからスタッフみんなでこの情報を共有し、全員が同じ高いモチベーションで普段のお店に取り組めるような環境を築き上げないといけません。

今回は収穫期のまっただ中とあって、木にもたくさんのコーヒーチェリーが実っています。
途中、ピッカー(収穫人)ともお会いし、実際に収穫の様子を見学させていただきました。
収穫した後のかごの中を見ると、ため息が出るほどきれいなコーヒーチェリーが収穫されています。
これが今年のカリオモンズでのコーヒーになるんですよ。楽しみで仕方ありません!

ちょうど明日から25人のピッカー(収穫人)がこの農園へやってきて泊まり込みで収穫作業を行います。
事前にトウモロコシなどの食材が準備され、ピッカーたちへの配慮も随所に感じられました。
食事の提供も普通なようで実はそうでもありません。
セルジオさんは労働者の環境にも気を使うことで労働意欲を増し、より精度の高い収穫を可能にしているようでした。

さて、写真に写っているのは右がセルジオさんで左が運転手のネクシーさん。
セルジオさんの元で働いていて、この時期はずっと僕らの運転手を担当してくれています。
彼はスペイン語しか話せませんし、僕はスペイン語が話せませんので会話はとても難しいです。
しかしお互いに簡単な単語を使いジェスチャーを交えながらコミュニケーションをすることで、今回はいつもよりもとても仲良くなれました。
道ばたを歩いている動物のこと、ラジオから聞こえてくる音楽のこと、コーヒーの木のこと。
言葉が通じなくてもコミュニケーションはできますし、理解できた時の嬉しさも一入です。
明日からは違うエリアへ行きますのでネクシーさんとは来年まで会いませんが、「明日以降も一緒に行きたい気持ちは山々だけど、、、」と言ってくれるネクシーさんに仕事の知人としてよりも友達としての感情が芽生え、また来年会いたいな?としみじみしながら別れをしました。


セルジオさんの自宅へ戻ってからはセルジオジュニアの誕生日会!
会った時は赤ちゃんだったジュニアも4歳になります。
カリオモンズでもセルジオさんに抱っこされた写真で覚えている方も多いかもしれませんね。
こんなに大きくなったんですよ!今ではそこら中を元気に走りまわっています。
昨年のエルサルバドルのフェルナンドさんのときにも思いましたが、こうやって年に一度会う人たちをパーティーに招待してくれるというのは本当に嬉しいことです。
僕らなりにも心からの祝福をし、日本から持ってきたプレゼントでお祝いをしました。
ケーキを食べたりゲームをしたり、セルジオと中の良い近所の家族とも一緒に楽しい時間を過ごしました。

明日からはセルジオさんとお別れして、セロ・デル・シエロ農園のマウリシオさんとモゾンテエリアを訪問します。
マウリシオは僕の妻の麻美さんともとても仲良し。
毎年農園まで来てくれる娘のメナちゃんとの再会も楽しみです。
(買付のお知らせハガキに写っている女の子ですね)
また現地からの報告をお楽しみに!

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