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【NEW】 ハル - 春限定ブレンド 【NEW】 ラ・ペーニャ - ホンジュラス

ルイスさんの農園とカッピング

マウリシオさんを訪ねた次の日からは、ラ・ベンディシオン農園やロ・プロメティード農園でおなじみのルイスさんと行動を共にしました。

ベンディシオン農園、プロメティード農園、ウンレガロデディオス農園と多くの農園を所有するルイスさんですが、昨年娘さんがめでたくご結婚されたそうで(おめでとうございますっ!)、お婿さんもまたコーヒー農園主!
今年はこのお婿さんが所有するブエナ・ビスタ農園も訪問させていただきました。


セルジオさんのエル・ポルベニールと同じサンフェルナンドというエリアにあるこの農園は、標高差が300mとかなりの勾配でおまけに砂地の土壌とあって上り下りするのにかなり疲れましたが、日当りなどの環境はとても良く今後お義父さんのルイスさんのアドバイスが加わっていくことでどんどん良い農園へと成長していくんだろうなと感じました。
お婿さんのジャミロさんもとても真面目な好青年といった印象で、ルイスさんの話にも熱心に耳を傾けていました。


すでにオルガちゃんという名前のお子さんがいるとのことで、ということはルイスさんはおじいちゃん!
初孫とあって、オルガちゃんにはデレデレの普段見れないルイスさんを見ることができました。
やっぱり孫の力って万国共通ですごいんですね。
娘さん家族にも良い家庭を築いていってほしいと陰ながら応援しています。


さて、ルイスさん自身の農園はというと、一昨年から継続的にサビ病の対策をとっているのでほとんどサビ病の影響はみられず、どの農園も青々とした葉を元気に風に揺らしていました。
ルイスさん自身も今年の品質には自信があるようで、ロ・プロメティードに関してはスペシャルティグレードの生産見込みが大幅に増えるようです。
もちろん今年も買い付ける予定なので、本格的な収穫が終了した後のカッピングがとても楽しみです。


ニカラグアの最終日には一日中ルイスさんのオフィスでカッピングをやりましたが、今までで一番勉強になった一日だったかもしれません。
同じコーヒー豆のほんの少しの違い、焙煎日や豆の大きさ、処理方法のちょっとした違い、ひとつひとつで面白いほどに味が変わるコーヒー。
美味しいコーヒーというのはその全ての行程が成功したときに初めて誕生するのであって、農家から焙煎人までが一丸となって取り組んで行くことの重要性を改めて感じました。


農家さんから直接的に買い付けを行うということは、買い付けの判断の決め手となるカッピングの技術が不可欠です。
逆に言えばカッピングができないコーヒー屋は味以外の部分での判断で生豆問屋や商社から購入するしかありません。
産地直接買い付けは全てが自己責任になってしまう方法ですが、僕は農家さんとの継続的なお付き合いの中でしか手に入らない品質のものが欲しいですし、ブランドや処理方法などに惑わされることなく美味しいコーヒーが飲みたいですので、今後もさらにカッピングの技術を高め、もっと美味しいコーヒーをお客さまと一緒に楽しめるような環境を作りたいと思っています。
カリオモンズコーヒーで働くメンバーは全員にこのカッピングを覚えてもらい、生豆の品質の判断はもちろん、普段の焙煎の善し悪しまでを的確に判断しながら最高のコーヒーだけをお客さまへお渡しできるようになってほしいと考えています。
一日では決して成らない方法ですが、少しずつ成長していくコーヒーの木のように、僕ら自身もカリオモンズコーヒーも日々成長していけるよう一層のモチベーション向上につながった一日でした。


そのことを深く理解した上で、今回のようなとても細かいカッピング用のコーヒー豆を準備してくれたルイスさんには心から感謝しています。
ルイスさんの成長に僕らも負けられませんね!

さて、今回の出張はインターネットの環境がとても悪く思うようにブログを更新することができませんでしたが、実は今すでにエルサルバドルから日本へ向けての帰路についています。
今日は飛行機の乗り換えのためにヒューストンで一泊、明日の飛行機で日本へ帰る予定です。
お店には31日からおりますので、是非またいつものようにお越し下さい

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