VSTバスケットとタンパーの話
今回はエスプレッソマシンに使用しているフィルター等々の話です。
お店のエスプレッソマシンでは純正のフィルターではなく、VSTバスケットという高精密のフィルターバスケットを使用しています。
これはフィルターに開けられた穴の精度が非常に高く使いこなすと抽出安定性が良いのが特徴なのですが、純正のフィルターと比べて0.数ミリという単位で微妙に径が違うのです。
したがってこれまでのタンパーではバスケットとタンパーの間にごく僅かな隙間が生じていたので、試しにベース部分のサイズを変更してみました。
サイズ変更といっても0.5mm広くなったという本当にわずかな違いなのですが、それでもエスプレッソの抽出には確実に違いが出ています。
もちろんVST専用のタンパーというのもありまして、これを使えば早い話なのですが、今使っているタンパーは2年前にカナダのReg Barberの工場を訪問した際、Reg本人が目の前で作ってプレゼントしてくれたとても思い入れのあるタンパーなので、できることならこれを使い続けたいと思っています。
しばらく検証を重ね、良い結果が得られれば嬉しいですね。