コーヒーの木を栽培されている方へ
台風一過ですっきり晴れた長崎になりました。
念のために店内に避難させておいたコーヒーの木も、今日からまた外で陽の光を存分に浴びています。
さて、少しずつ朝晩の冷え込みが感じられるようになってきました。
コーヒーの木は寒さに弱いので最低気温が10℃を下回ってきたら室内や温室へ移動させてあげるようにしてくださいね。
毎年冬越しをさせていますが、カリオモンズコーヒーのある長崎では11月に入ったくらいからボチボチ温室への移動を行っています。
温室はホームセンターなどにある骨組みにビニールのカバーをかける簡易的なもので充分です。うちではそれにサーモセンサーをつけたヒーターを入れています。
温室内の温度が10℃に近くなるとヒーターの電源が入るような仕組みです。
翌年の3月後半くらいまでは基本的に温室の中で栽培をやりますが、日光は充分に必要ですので、なるべく日当たりの良い場所に温室を設置してください。
日当たりがよければ真冬でも日中はヒーターが要らないくらい暖まりますよ。
それから、なるべく風の強くふかない場所を選んでください。せっかく暖めても冷たい風が入り込んで枯らしてしまうことがありますので。
もし屋内へ移動される場合は、上記のように最低気温が10℃を下回りにくい部屋や場所を選んで置いておくと良いでしょう。
このときも日当たりは充分に確保できる場所を選んでくださいね。
カリオモンズコーヒーでは、水やりの頻度は今の時期くらいから徐々に減らし、少し乾燥気味にしています。
土が乾いてきたら葉が萎れる前にたっぷりと水を与えます。
温室に入れると水やりが原因で湿度がはね上がることもあり、水やりの頻度がグンと減りますので今のうちから慣らしておくとダメージが少ないように感じます。
せっかく夏場に育った木ですので、冬もしっかり愛着を持って育てて、また春から元気に成長してもらえるように心がけましょうね。
冬場は成長をあまり促さないほうが良いので肥料や栄養剤などは使わずに。焦らずに春先まで待ちましょう。
ということで、九州でコーヒーノキを栽培されている方はぼちぼち移動の準備をしておくと良いかと思います。