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さすがのルイスさんでした。

ニカラグアは日曜日の朝です。
キリスト教徒が多いこの国では日曜日はミサ等があり、比較的ゆっくりとしています。

さて、昨日はラ・ベンディシオン農園のルイスさんと一緒に行動しました。
昨年の訪問時に広い空き地へ連れて行かれ「ここに新しく生産処理場(※)を作るんだ」と聞かされていましたが、一年後の昨日は機械や水路などすでにおおかたの設備は整っており、建屋の建設を残すばかりとなっていました。

(※)生産処理場・・・収穫したコーヒーの実からコーヒー豆を取り出す処理を行う場所。ウエットミルと呼ばれる。

ちょうど取り出されたコーヒー豆を洗う行程を見学させてもらうことができ、こんちゃんこと近藤祐加は果敢にも水洗作業にチャレンジしていました。
「重い?!」と言いながらも頑張っていましたが、農家さんたちは収穫期にはこれを毎日やるわけですからね。頭が下がります。

ルイスさんを見ていると毎年思うのですが、農園内や作業場で仕事をしている労働者たちとよく話をしていて、こういった密なコミュニケーションが品質の高いコーヒー作りに繋がっているんだろうなぁと感じます。
働く人と雇う人との信頼関係があってこその美味しさがそこにあるのでしょうね。
労働者への食事の提供や高い賃金水準を維持しているルイスさんらしいなと思いながら今年も見ていました。

洗い終わったパーチメントコーヒー(※)をチェックするルイスさん。
香りや色をみたり、実際に口に入れながら入念にチェックをしていました。
「この色は熟度が高いコーヒーだよ」「この色は果肉の発酵が始まっている証拠だよ」とひとつひとつ丁寧に説明してくれました。

(※)パーチメントコーヒー・・・果肉を剥がした後の殻に入った状態のコーヒー豆。

実は同じような設備の処理場はすでに今の場所の上にあったんですが何故わざわざ新しく作り直したのかというと、果実から取り出したコーヒー豆をより細分化して処理を行うことができるようにする目的と、地形の高低差を利用したエコシステムでの稼働を目的としているのだと思います。
農園内の区画でわけることはもちろんですが、どのタイミングで収穫したかまでをわけて処理を行うことでより素晴らしいロットの発見を目指しているのではないでしょうか。
高低差を利用して極力無駄なエネルギーを使わずに処理を行うことができるように配慮しているのもルイスさんらしい素晴らしい考えだと思います。
来年には建屋も完成して立派な処理場が完成していることでしょうね。

コーヒー生産で得たお金を、さらに品質を高めるために投資する。

僕自身も普段そういった考えでお店を運営しています。
(来店するたびにお店が変わるとよく言われるのはそのためです)
形としてはあるものの、もっと完成度を上げれる部分への投資であればそれは絶対に行うべきだと思いますし、結果的にお客様の手に渡った時の美味しさや満足度の向上に繋がるわけですから、これからもルイスさんのように僕自身もどんどんお店やスタッフ、自分自身への投資を行っていきたいと思っています。

処理場を離れた後は、ラ・ベンディシオン農園を訪問し、その後はルイスさんのオフィスでカッピング(※)を行いました。
カッピングは的確に評価する技術ももちろん大事なのですが、その評価を他の人と共有し見解を発見していく過程もまた同じくらいに大事なことだと思います。
というより、ひいて考えればそのためのカッピングでもあると言えると思います。
昨日のカッピングでもそれを強く感じました。
技術と経験値を同時に積んでいくことが何の分野にしても大切ですね。

(※)カッピング・・・コーヒーのテイスティング。

さて、今回は農園訪問というより、生産者の新しい取り組みにフォーカスして記事を書いてみました。
こういった新しい取り組みが日進月歩で行われているということを少しでも感じていただけたらと思います。

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