フェルナンドさんと歩くコーヒー農園
エルサルバドルに移動してからは、お馴染みのフェルナンドさんとの農園訪問からはじまりました。
毎年買い付けているエル・ミラドール農園では最後のチェリー(コーヒーの実)を収穫中。ひとりひとりのピッカー(収穫人)にねぎらいの声をかけるフェルナンドさんが印象的でした。
この他、昨年から新しく買い付けを始めたラス・ラデラス農園をはじめ、このエリア一帯のいくつもの農園を案内してくれ、地形の話、品種の話、樹齢からくる品質の話など、たくさんの話を聞かせてくださいました。そのぶんたくさん歩きました。
マラソンランナーでもあるフェルナンドさん。スピード・スタミナともに格段に僕よりもあって、標高の高さも重なってついていくうちに最後はヘトヘトに。フェルナンドさんも今日は一番歩いたと笑顔で言ってました。
ラス・ラデラス農園では奥様のマグダレナさんお手製のサンドウィッチでランチタイム。鳥の声が聞こえる農園内でコーヒーの木に囲まれて食べるサンドウィッチは本当に美味しく、疲れも吹き飛ぶ良い時間を過ごしました。
農園にはすでにたくさんのコーヒーの花が咲いていて、たくさんの蜂たちが蜜を集めています。
コーヒーの木そのものは自家受粉が可能ですが、こうやって様々な生き物が助け合って成り立っている自然、その産物でもあるコーヒーが日々遠い日本で楽しめることに、フェルナンドさんに、産地の自然に、そしてたくさんの名もなき作り手たちに改めて感謝の気持ちが湧いてきます。