【声】004_ホンジュラスにて
コーヒー生産は肉体労働が多く、主に男性の働き手が求められています。
事務的な作業や、コーヒーチェリーを収穫するピッカーなど一部で女性も活躍していましたが、それでも男性が中心となった体制が築かれています。
そんな中、スペシャルティコーヒーの生産は多くの選定作業やカッピングによる品質チェックなど力に頼らない工程がたくさんあり、また取引額が大きいため多くの資金が動きます。
そのため、近年女性が活躍する場も増えており、生産各国における働き方の改革にも影響を及ぼしています。
この言葉はホンジュラスで輸出業者を営む知人から言われたもの。
消費国も含めまだまだ課題の多いコーヒー産業ですが、無力にも思える一人ひとりの小さな力で少しずつ健全な形へと変化させていくことが、美味しいコーヒーを永く楽しめる未来につながります。
自分たちの何気ない日々の一杯の選択が、確実に全体に波及していることを感じた出来事でした。
