【声】007_ホンジュラスにて

農園や生産者の情報が手軽に入手できる時代になりましたが、美しい写真の奥で日々どんなことが起こっているのか、写真に写りきらない現状はまだまだブラックボックスの中にあります。
伝える術を持たない生産者たちの声はとても小さく、消費国の私たちまで届くことは多くありません。

そんな中、近年はロースターやバリスタたちが気軽に生産国を訪ねることが可能になりました。
そのことは生産国と消費国とをつなぐメッセンジャーが増えることを意味し、生産者たちの声を直に聞き、仕事に反映させ伝えることができる提供者がこの日本でもどんどん誕生しています。

ホンジュラスの生産者から言われたこの言葉は、遠い地でコーヒーを栽培する生産者たちも、それを日々楽しむ消費者たちも、ひとつの共同体であることを指しています。

双方の間に立つ私たちが提供者としてできることは微力ですが、健全なサプライチェーンが続いていく未来を描き、努力することを怠ってはいけない責任を突きつけられた一言でした。