【産地レポート2023】ニカラグア3日目
サン・ホセ農園のエウドロさん夫婦と一日を過ごしました。
毎年必ず夫婦で迎えてくれるエウドロさんとノルマさん。
今年も2人揃って迎えに来てくださり、新しいプロセスを試しているというオフィスに案内してくれました。
新しいオフィスにいたのは旧友でもあるクラウディアさん。8年ぶりくらいの再会でしょうか。知らずに行ったのでとても驚きました。彼女が夫婦で運営している会社でした。
ここには主に標高の低い農家が所属していて、スペシャルティコーヒーの文脈ではどうしても競争力が劣ってしまうことを補うため、イノベーティブな生産処理を施すことで適正な対価を得るという取り組みをおこなっています。
誰も置いていかれないように、あえてそこに挑戦するクラウディアさん夫婦の思いにとても心を揺さぶられました。
エウドロさんもここで複数の実験的なロットを作ってバイヤーに対してをオファーをおこなっているそうで、カリオモンズのお客さまには少し方向性は異なるものの、カッピングをして彼らの取り組みに対してのフィードバックをさせてもらいました。
午後からは農園を散策させてもらいました。
数年前から取り組んでいる有機肥料作りの話や、乱れやすい土壌の話、気候変動に対する取り組みなど、いろんな話を聞かせてもらいました。
今年はえらく奥の方まで歩くなぁと思いながらついて行きましたが、どうやらエウドロさんが道に迷ってしまったようで、気づけば1時間以上農園の中を歩いていました。
いろんな苦労を抱えながら、あくまでポジティブに生きるエウドロ夫妻。
彼らの生き方から学ぶことも多い一日となりました。