finca el tambor エル・タンボール農園を訪ねる。

もともとはラス・ヌベスという名前の農園。そのもっとも標高が高いエリアのみがエル・タンボールという区画名で区別されています。

地上から吹き上がってくる強風の影響を強く受けるため、ドワーフボルボンと呼ばれる樹高の低い品種が植えられています。

収穫作業を行うピッカー。収穫の速さ、精度ともにとても技術力の高いピッカーが集まる農園です。

- エル・タンボール農園
フェルナンド・リマ氏の兄であり、クツカチャパ農協の幹部を努めるエルネスト・リマ氏。
彼の農園は元来ラス・ヌベスという名の農園ですが、農園内でもっとも標高が高い部分は大きな貯水タンクがあることからタンボール(ドラム)という区画名がつけられています。
2005年のサンタアナ火山の大噴火で大量の火山灰が降り注いだこの農園では、土壌のPh値の関係から肥料は一切与えられていません。
しかし降り積もった火山灰が多くの養分を土中から運び上げ、その栄養分を充分に吸い上げたコーヒーの木はとても健康状態が良く、カップクオリティの高いコーヒーを作りだします。
農園経営以外にもとても多忙なエルネスト氏ですが、農園を管理するマネージャーを配置することで農園の状態を良好に管理しています。
コーヒー豆の特徴
- 農園標高
- 約1,600m
- 生産品種
- ブルボン
- 処理方法
- パルプトデスムシラージド
- 2017年
柔らかで女性的な口当たりとともに金平糖のような丸みのある優しい甘さが口の中に長く漂う。冷めるにつれ、野花の蜜を思わせる淡い酸の印象が出始め、甘みと合わさることでより複雑な口当たりが楽しめるようになる。
- 2016年
メロンや洋ナシを思わせる丸みのある質感と、アンズのような明るい甘酸っぱさがうまく調和している。花の蜜のような柔らかな甘さの中に、かすかにアーモンドを思わせるナッツのテイストも感じられる女性的な印象のコーヒー。
- 2015年
洋ナシやメロンのように優しく柔らかみのある味わいがあり、どこか女性的な印象を持つコーヒー。シロップのような甘さやマスカットのように明るい酸味、アーモンドを思わせる特徴的な風味が、飲んだときの満足感を高めている。