finca la esperanza ラ・エスペランサ農園を訪ねる。

ザバラ一家は中米のコーヒー農家には珍しく農園の中に住まいがあり、生活のほとんどをコーヒーの木々とともに過ごしています。

もともとお父さんのサラティエルさんが農園運営を行なっていましたが2016年に逝去。その後は息子のサミュエルさんが中心となって農園運営を行なっています。

大学時代は農業を専攻し、そのノウハウを活かしながら新しい栽培や処理方法にも挑戦しつづけるサミュエルさん。お父さんへの敬意も忘れない姿が印象的です。

- ラ・エスペランサ農園
ザバラ一家と知り合ったのは2011年。お父様であるサラティエルさんが最初でした。
ニカラグアの品評会でも一位を取るほどの素晴らしいコーヒー農家で、その彼が亡くなった今、息子のサミュエルさんがその跡を継ぎ家族でコーヒー生産を続けています。
中米のコーヒー農家の中では珍しく農園の中に住まいがあり、生活のほとんどをコーヒーの木々とともに歩んでいるザバラ一家。
サミュエルさんとはニカラグア滞在中もっとも長い時間を共にすることが多く、時には農園内にある彼の実家に泊まらせてもらうことも。
彼らの情熱と人柄からうまれるコーヒーには日本でもたくさんのファンがついています。
コーヒー豆の特徴
- 農園標高
- 約1,200m
- 生産品種
- 処理方法
- 2018年
完熟したみかんのように柔らかな酸味の印象と砂糖をまぶした柑橘の皮のような特徴的な甘さがうまく調和している。飲み口は適度に軽く後味にはきび砂糖を思わせる優しい甘さが続き、どんなシチュエーションにも合う幅の広さを感じる。
- 2017年
あたたかいうちはカシューナッツやさとうきびのような甘さが中心となり、冷めるにつれてオレンジを思わせる柑橘系の明るい酸味や花の蜜のような甘さへと変化する。軽く穏やかな質感は、あたたかな時期のコーヒーにぴったり。
- 2016年
レーズンやドライイチジクなどのドライフルーツの印象の中に、フレッシュなオレンジの明るい酸が際立っている。ヘーゼルナッツのように濃厚で厚みのあるナッツの風味とともに、焼いたチョコレートのような甘さも感じられる。
- 2015年
熱い時はグレープやオレンジを思わせる活き活きとした風味と花の蜜のようなきめ細かな質感が感じられ、冷めるにつれて徐々に質感が厚みを増すのに比例して、メロンや、金柑をコンポートしたようなとろみのある風味が顔を出す。