finca el porvenir エル・ポルベニール農園を訪ねる。

ポルベニールという農園名は日本語で「未来」。農園の入り口には日本語の意味も書かれています。

奥様のケニアさんと共にニカラグアを代表するカッパー(テイスティングのプロ)であり、その経験や技術は余すことなく農園運営に活かされています。

常に新しい挑戦を続けているセルヒオさん。時代が追いつくという表現が合う先進的な作り手の一人です。まさに未来という名の農園にふさわしい方です。

- エル・ポルベニール農園
エル・ポルベニール農園のオーナー、セルヒオ・オルテツ氏。
彼はカッパー(カッピングでコーヒーの評価を行う人)としても有名で、日本を始め、多くのコーヒー消費国で開催されているスペシャルティコーヒーのイベントにも積極的に足を運んでいます。
彼はコーヒーに対する情熱や知識、そしてカッパーとしての経験やスキルを、自身が経営する農園でも余すことなく活かしています。
自らの知識や経験をフィードバックさせることで数々のコンテストでも入賞を果たし、スペシャルティコーヒーの世界でも有名な生産者の一人となりました。
コーヒー豆の特徴
- 農園標高
- 約1,160m
- 生産品種
- パカマラ
- 処理方法
- パルプトナチュラル
- 2018年
ダークチョコレートのようにボリュームのある甘さ、ナッツ類のオイルを感じる質感、アップルパイのような淡い酸を伴った蜂蜜の甘み、ラベンダーを連想させるエレガントな花の風味。様々な味わいが複雑に絡み合っている。
- 2017年
バニラやビターチョコレートのような深煎り特有の濃厚な甘さとラベンダーやカシスを連想させるエレガントな酸味とのバランスが、全体をリッチで複雑な味わいへと引き上げている。なめらかな質感も相まって、飲んだ満足度も非常に高い。
- 2016年
カシスソースの入ったビターチョコレートを思わせるほのかで重厚感のある酸とリッチな甘さ。冷めるにつれシナモンやバニラといったエキゾチックな印象が顔をのぞかせ、余韻はココナッツのような複雑味のある甘さで長く続く。
- 2015年
バニラやシナモンを思わせる甘いスパイスの風味に、デラウェアを思わせる柔らかく優しい酸味、ブラウンシュガーのような甘さがバランスよく加わり、厚みのある飲み心地を実現している。後味はキャラメルのような甘さが続く。