finca la bendicion ラ・ベンディシオン農園を訪ねる。

比較的大きな面積のラ・ベンディシオン農園では農園内がたくさんの区画に分けられており、それぞれの区画で違った品種や栽培方法が試されています。

粘土質の赤土で育ったコーヒーは技術力の高いピッカーたちの手で収穫され、さらに何度も選別にかけられながら完熟の実だけが選りすぐられていきます。

栽培から収穫、選別にいたるまで非常に精度の高い仕事が施されています。2018年には国際品評会でニカラグア1位にもなりました。

- ロ・プロメティード農園
- ラ・ベンディシオン農園
ラ・ベンディシオン農園やロ・プロメティード農園の他、いくつかの農園を所有するルイス・アルベルト氏。
コーヒー豆の輸出業者でもある彼はコーヒー豆を乾燥させる乾燥場の所有者でもあり、乾燥設備を持たない地域の小農家たちは彼の乾燥場を利用しコーヒー生産を行っています。自身が得たコーヒー生産のノウハウを小農家たちへ惜しみなく伝え、地域のコーヒー豆の品質向上にも大きく貢献しています。
所有する農園は細かくエリア分けされており、それぞれにマネージャーを配置して管理するなど、コーヒーの状態にとても気を配りながら農園を運営しています。
私たちがニカラグアを訪問するときは一緒に計画をたててくれたり現地でお世話してくださったり、彼の協力なしでは毎年の産地訪問は実現しないでしょう。
もちろんコーヒーに対する情熱は熱く、私たちが日本にいる期間もよく連絡を取り合っています。
コーヒー豆の特徴
- 農園標高
- 約1,260m
- 生産品種
- 処理方法
- 2017年
完熟したマンゴーやライチを思わせるトロピカルフルーツの明るい酸味とハチミツや安納芋のようなとろみを伴った密度の高い甘さ、エルダーフラワーを連想させる甘い清涼感が、飲むごとに変化する複雑な味わいを作り出している。
- 2016年
抜群の透明感の中に、マンダリンオレンジのような明るい酸と花の蜜のような繊細な甘さ、ジンジャーを思わせるスパイスのテイストを感じる。生クリームのような質感からブラウンシュガーの甘さへと変化する余韻も心地いい。
- 2015年
味の透明度が非常に高く、グレープやみかん、ピンクグレープフルーツなどの明るい果実感がしっかりと感じられる。ラベンダーのような爽やかな印象にハチミツを思わせる濃厚な甘さもあり、全体に素晴らしい仕上がりのコーヒー。