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la bendicion ラ・ベンディシオンを訪ねる。

ラ・ベンディシオン

比較的大きな面積のラ・ベンディシオン農園では農園内がたくさんの区画に分けられており、それぞれの区画で違った品種や栽培方法が試されています。

ラ・ベンディシオン

農園があるハラパ地区は粘土質の土壌で、他の地域に比べて常に湿度を伴った環境にあるのが特徴のひとつです。特有で複雑な気候がコーヒーの味わいをユニークに発達させています。

ラ・ベンディシオン

複雑な気候の中で育ったコーヒーは、教育の行き届いた技術力の高いピッカーたちの手で収穫され、さらに何度も選別にかけられながら完熟の実だけが選りすぐられていきます。

ラ・ベンディシオン

栽培から収穫、選別にいたるまで非常に精度の高い仕事が施されています。これまで国際品評会で2度のニカラグアチャンピオンに輝いた実績が、仕事のレベルの高さを物語っています。

ラ・ベンディシオン
Luis Alberto ルイス・アルベルト
AREA jalapa NICARAGUA・Jalapa
所有農園
republic of nicaragua

ラ・ベンディシオン農園やロ・プロメティード農園の他、いくつかの農園を所有するルイス・アルベルト氏。

コーヒー豆の輸出業者でもある彼はコーヒー豆を乾燥させる乾燥場の所有者でもあり、乾燥設備を持たない地域の小農家たちは彼の乾燥場を利用しコーヒー生産を行っています。自身が得たコーヒー生産のノウハウを小農家たちへ惜しみなく伝え、地域のコーヒー豆の品質向上にも大きく貢献しています。
所有する農園は細かくエリア分けされており、それぞれにマネージャーを配置して管理するなど、コーヒーの状態にとても気を配りながら農園を運営しています。

私たちがニカラグアを訪問するときは一緒に計画をたててくれたり現地でお世話してくださったり、彼の協力なしでは毎年の産地訪問は実現しないでしょう。
もちろんコーヒーに対する情熱は熱く、私たちが日本にいる期間もよく連絡を取り合っています。

収穫年ごとの豆の特徴

2022

【Pacamara_Honey】 口に含んだ瞬間から、ラベンダーのようなエレガントなアロマとともに、オレンジ、プラム、時折メロンといった、さまざまな果実の印象が代わるがわる感じられます。中盤にかけてバニラやブラウンシュガーといった柔らかな甘さや生クリームのような質感が主体的になり、後半は赤シソのジュースを思わせるハーバルなアロマと心地よい酸味とともに穏やかな甘さが長く続いていきます。息子のガディエルさんが農園を管理し、父のルイスさんが品質管理をおこなう、親子二人三脚で取り組んだ素晴らしいコーヒーです。

2022

【Pacamara_Natural】 チェリーやプラムのようなフレッシュなフルーティーさと、レーズンを思わせるドライフルーツ類の濃縮されたフルーティーさの、両面的なテイストが感じられます。生クリームのように密度のある質感とミルクチョコレートのような甘さが後味まで続き、加えて、時折グリーンマンゴーを思わせる清涼感が鼻に抜けていきます。一杯の中でも、そして一口の中でも表情が変わる、複雑で飽きさせないコーヒーです。息子のガディエルさんが農園を管理し、父のルイスさんが品質管理をおこなう、親子二人三脚で取り組んだ素晴らしいコーヒーです。

2021

【Pacamara_Honey】 ラベンダーや紫蘇の葉を連想させるエレガントなアロマ、オレンジやグレープのようなフレッシュフルーツの風味が特徴的です。りんごジャムを思わせる甘酸っぱい印象もあります。後味にかけてはチョコレートを感じさせる甘さが広がり、余韻として長く残ります。口当たりはリッチで生クリームを舐めたようです。味わいの透明感、明確なキャラクター、バランス、どれをとっても素晴らしい仕上がりです。作り手のルイスさんの哲学や性格がつまったコーヒーと言えます。

2021

【Pacamara_Natural】 ラベンダーやラムのようなエレガントで少しアルコールを感じさせる心地良いアロマ。ミルクチョコレートを思わせる柔らかな甘さを中心に、カレンツやチェリーのような薄く張りのある酸味が全体を包みバランスを生み出しています。ナチュラルプロセスながらここまでの透明感を実現するのは非常に難しく、作り手の技術の高さが感じられます。

2020

【Pacamara_Honey】 アプリコットや白桃といったストーンフルーツ系の果実味と、みかんのような甘い柑橘の味わいが合わさっています。野花を集めて鼻に近づけたような豊かなアロマと余韻、はちみつを思わせる厚みのある甘さが複雑な印象を生み出していて、土地の力、作り手の技術力を存分に感じさせてくれます。

2020

【Pacamara_Natural】 ラベンダーやラムのようなエレガントで心地良いアロマ。チョコレートを思わせる柔らかな甘さを中心に、カレンツやチェリーのような薄く張りのある酸味が全体を包みバランスを生み出している。飲むごとに表情が変化する複雑な味わい。

2019

【Pacamara_Honey】 鼻いっぱいに広がるみかんの花のような芳醇なアロマと、黄桃や柑橘のはちみつ漬けを思わせる密度を伴ったフルーティーな味わいが楽しめる。口当たりは生クリームのように滑らかで、後味にはリコリスを連想させる甘い清涼感が続く。

2019

【Pacamara_Natural】 ストロベリーやデラウェアのようなフルーティーな風味が特徴的。プラムを思わせるジューシーな酸味と、チョコレートに似た甘さが花のような華やかなアロマと共に長く続き、飲み始めから飲み終わりまで様々な表情を見せてくれる。

2018

【Pacamara_Honey】 オレンジやベルガモットを連想させる明るく透明感のある酸と、チョコレートや花の蜜のような優しくもボリュームのある甘さとのバランスが良い。スイカのような瑞々しさやレモングラスのような清涼感も伴った複雑な味わいのコーヒー。

2018

【Pacamara_Natural】 グレープキャンディーや摘みたてのブラックベリー、カスカラティーを連想させる何層にも重なる明るい酸味と花の蜜のような甘みを伴った豊かな風味、ホットキャラメルのように厚みがありつつも優しい甘さが口の中いっぱいに広がる。

2017

【Pacamara_Fully Washed】 完熟したマンゴーやライチを思わせるトロピカルフルーツの明るい酸味とハチミツや安納芋のようなとろみを伴った密度の高い甘さ、エルダーフラワーを連想させる甘い清涼感が、飲むごとに変化する複雑な味わいを作り出している。

2017

【Pacamara_Natural】 アセロラジュースのような透明感のある華やかさ。ローズヒップやカスカラティーを思わせる特徴的な風味を持ち、冷めるにつれてライチのような南国のフルーツの味わいやキャンディーを連想させる甘さが存在感を増す。

2016

【Pacamara_Fully Washed】 抜群の透明感の中に、マンダリンオレンジのような明るい酸と花の蜜のような繊細な甘さ、ジンジャーを思わせるスパイスのテイストを感じる。生クリームのような質感からブラウンシュガーの甘さへと変化する余韻も心地いい。

2016

【Pacamara_Natural】 エレガントで上品。ザクロやグレープのような重厚感と明るさのある酸と、フローラルかつ黒糖のような甘さとのバランスが良い。冷めるにつれてブランデーのような甘いアルコール感も楽しめる。

2015

【Pacamara_Fully Washed】 味の透明度が非常に高く、グレープやみかん、ピンクグレープフルーツなどの明るい果実感がしっかりと感じられる。ラベンダーのような爽やかな印象にハチミツを思わせる濃厚な甘さもあり、全体に素晴らしい仕上がりのコーヒー。

2014

【Pacamara_Fully Washed】 非常に透明感があり、オレンジやチェリー、白ぶどうを思わせる明るく生き生きとした酸の印象が心地よい。ハチミツやキャラメルといったボリューム感のある甘さがしっかりと感じられ、味のバランスも申し分ない。

2013

【Pacamara_Honey】複雑味があり、ミルクチョコレートやバニラを思わせる甘く滑らかな口当たりを楽しめる。白ブドウや花の蜜を思わせる柔らかな酸味が全体を引き立てていて、冷めても味のバランスを失わない。

2012

【Pacamara_Fully Washed】 収穫時の熟度が高く、キャラメルのような強い甘さを感じることが出来る。バニラやカシューナッツの風味とネーブルを思わせる酸の印象があり、上品で甘い後味が長く続く。

2012

【Pacamara_Natural】 ストロベリー、メロン、グレープなどの果実が次々に感じられる様子はまるでフルーツバスケット。濃厚な甘さも相まって、フルーツのチョコレートフォンデュを思わせる風味を楽しめる。

2011

【Pacamara_Fully Washed】 全体的に細やかで柔らかい印象を持ち、バニラのフレーバーやクリーミーな口当たりの中に、ネーブルやオレンジを思わせる爽やかな酸を感じることができます。

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